違法施術所紹介シリーズ2 札幌市西区 カイロプラクティック&もみほぐし チロル、チロルPLUS

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引き続き、違法施術所紹介シリーズを書いていきます。

binbocchama.hatenablog.com

 

今回は札幌市西区カイロプラクティック&もみほぐしチロルとチロルPLUSさんです。

www.chirol-cm.com

チロルの院長が旦那さん、チロルPLUSが女性専用で奥さんが院長をされています。

 

まずはスタッフの保有資格や経歴を見てみましょう。

http://www.chirol-cm.com/staff/

まずはご主人から。

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日本カイロプラクティックドクター専門学院のOBで、国家資格は保有しておりませんね。

 

では奥様。

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こちらも日本カイロプラクティックドクター専門学院のOBで国家資格の記述はありません。

 

では施術の流れを見ていきましょう。

http://www.chirol-cm.com/flow/

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現在の症状を聞いてますね。

症状を尋ねる行為が問診であり、医行為である*1ことはこのブログでは何度も指摘しています。

 

で、検査と説明になります。

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 検査結果を伝える、とは書いてはいませんが、"施術内容を、細かくご説明させていただきます。"とあるので身体状況に関する所見告知も行われると推測します。

 

この検査法と所見告知が医行為であること*2も何度も書きましたね。

 

で、施術ですが

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もみほぐしねぇ。

ちなみに国家資格が必要なあん摩マッサージの定義としては

法第一条に規定するあん摩とは、人体についての病的状態の除去又は疲労の回復という生理的効果の実現を目的として行なわれ、かつ、その効果を生ずることが可能な、もむ、おす、たたく、摩擦するなどの行為の総称である。

 と厚生省は通知を出しております*3

 

で、このお店のエキテンでの紹介ですが、

www.ekiten.jp

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このようにジャンルとして「マッサージ」が書かれているわけです。

これが店側でジャンル設定をしているのか、エキテン運営が行っているのか、それともユーザーがジャンル分けしているかはわかりませんが、マッサージを行っているという認識はあるわけです。

 

そうなると無免許マッサージであり、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第1条違反になります。

-----(2017/01/09追加)-------

エキテンのタグが変更され、「マッサージ」を消去し、「健康美容サービスその他」のタグを追加されたようです。

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--------(追記終わり)---------------

 

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「次回来院の目安」を提示する、ということは通院外交なわけです。

富士見産婦人科病院事件では治療の必要性を説き、入院外交を行ったことまで医師法違反とされましたが、そう考えると一連の問診、検査、施術、通院外交は医行為であり、医師法第17条違反なわけです。

そうなるとチロル、チロルプラスでの施術契約は公序良俗に違反し、無効な契約となります。

 

なのでチロル、チロルプラスで施術を受けた消費者は民法90、703,708条の規定に基づき施術料金の返還を求めることができます。

民法第90条
公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。
第703条
法律上の原因なく他人の財産又は労務によって利益を受け、そのために他人に損失を及ぼした者(以下この章において「受益者」という。)は、その利益の存する限度において、これを返還する義務を負う。

第708条
不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない。ただし、不法な原因が受益者についてのみ存したときは、この限りでない。

 

*1:

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*2:浦和地裁川越支部昭和63年1月28日判決判例時報1282号7頁

*3:昭和38年1月9日医発第8-2号