リラクゼーションコンテスト2018の動画チェック

茂木敏充大臣を支援してる日本リラクゼーション業協会が開催したリラクゼーションコンテストの動画がYoutubeに挙げられている。

リラクゼーションコンテストJAPAN2018 ファイナル - YouTube

 

なので経過時間と内容のメモとして書いておく。

なお、Youtubeは再生開始点を指定してリンクを貼ることもできるのでその度、動画へのリンクを張ります。

 

24:28

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=1468

経済産業省のヘルスケア産業課の西川課長の挨拶。
去年も参加している。

高齢化社会の話をしている。

生涯現役のためには健康づくりが大事になる。

 

44:43

協会は配布している体調確認シートの紹介と実演。

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=2683

協会の制度について | 一般社団法人 日本リラクゼーション業協会

シートの内容としては下記リンク先(無免許業者につき注意)に写真がある。

ameblo.jp

 

「現在、または今までに大きな病気やケガをしたことがありますか?」と病歴をたずねている。

症状や病歴の聴取は問診であり、医師などの医療系国家資格者以外が行えば医師法違反である。*1


で、セラピストの部のコンテストである。

一人目で文字起こしは疲れました。

実際に施術するわけではないのでチェックすべきポイントは

  • お客さんの身体の状況について判断しているか(診察行為)

である。より具体的に言えば

  • 病歴や症状(「お悩み」や「お疲れ」と称しているようだが)などを聞いているか?(問診)
  • 体に触れて、身体の状況について判断しているか?(触診)
  • 問診、触診での判断結果をお客さんに告知しているか?(診断)
  • 身体の状況について説明し、施術が必要な旨を述べて提案しているか?*2

といった具合である。

 

47:53

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=2873


一人目 ラフィネ
お客さんの「お悩み」の設定は肩がゴリゴリする。

お客さん役(以下P):コースが決まっていなけど、最近肩のこりが激しくて。なのでそれがどうにかなればと。

 

セラピスト(以下T):肩がゴリゴリということですが、少し触れさせていただいてもよろしいですか?どのあたりが特にゴリゴリされますか?(と話しながら肩などに触れる。)

T:硬いですね。

P:硬いですか。

T:首もかなり張ってらっしゃいますね。

T:首肩周りを触らせていただいたら首肩周りがSOSでています、しっかりほぐさせていただきたい。
T:腕の疲れも普段気になりますか?
P:そうですね、たまにしびれることもあったり。


T:腕から肩の筋肉、つながってますので腕からほぐさせていただけたら肩のゴリゴリが取れていくのではないかと思います。
T:ヘッドショルダーと肩甲骨のコースを勧める。
P:頭をほぐすと肩にも良いのですか?
T 首元触らせていただいて、かなりおつかれ。頭の血流も首が固くなると悪くなってしまってな流れにくい状態になってしまう。頭からじっくり血流を流して首肩もじわっと温める。

 

この時点で文字起こし疲れました。

あとはメモ程度です。

 

56:26

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=3388

二人目
設定:寝不足を感じる。

肩、首を触る
T:肩がガチガチになられてますね。
P:リンパ液ってなんですか?

 

1:05:17

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=3917

3人目 (リジョブ賞受賞)
設定:むくみやすい

タイ古式とボディケアの違い
Pからむくみやすい旨、発言
T:足を触る。結構むくんでらっしゃいますね。Pに一番のストレッチ提案


スピーチでは「体の疲れだけなく」と疲れに言及

 

1:14:05

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=4445

4人目
設定:食欲がわかない

T:お疲れをしっかりとほぐさせていただき

日本語として変だと思うのは私だけだろうか?

 

T:村田様のお疲れを伺ってもよろしいですか?*3
P:食欲がわかない
体を触る。
T:体が張ってますね。お疲れが取れにくい。
お腹を触る。
T:お腹も張りがある。
腸セラピー
T:ストレスで食欲がわかない。腸を活発にして「食べれない」というのをスッキリしていただく。
P:定期的にやったほうが良い?
T:2週間に一回、オススメ*4

 

1:23:16

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=4996

5人目(準グランプリ賞)
設定:目が疲れる


T:疲れを尋ねる。
T:アイヘッドの施術提案。なぜ良くなるかの説明。 効果を説明している。

 

1:31:51

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=5511

6人目
設定:疲れが抜けない

P:お疲れ気になる場所は?

あまり気になるところがなかったが、スピーチでは
「介護状態になる前にできることはないか?」と病気や身体の衰弱の予防を考えていることを自白している。

 

1:40:42

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=6042

7人目 プチラフィネ(グランプリ賞)
お悩み設定:イライラする。

Pの設定では当店利用は初めてだが、他の店は利用したことがあるホステス。

優勝者なので書き起こしは少し頑張る。

 

T:ボディケア40分の予約を頂いていたが、お疲れはどんな感じでしょうか?

P:イライラする事が多い。体全体が重たいと言うか

T:お腹もちょっと疲れやすかったりですとか?

 

T:それでは体全体のお疲れですとか、イライラした気持ちを少し抑えるコースを一緒に考えて行けたらな、と思うんですけど。

 

P:他と違う所があればぜひお願いしたい。


T:ハンドリフレクソロジーとフェイスセラピーの提案、反射区の説明。

P:手って年齢出やすいけど、それも改善できる?

T:老廃物が貯まるとむくみやすくなって老廃物が溜まりやすくなるけど、Pのお手元はキレイ。更に老廃物が流れてお手元がスッキリになると思う。
T:老廃物が流れてすっきりするかと。*5

P:同伴が入っている。時間がないのでどっちをやったら良いのか、尋ねる。

T:化粧に気遣ってハンドコースを勧める。

 

 

1:49:34

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=6573

8人目
設定:腰がだるい

T:どのようなお悩みでご来店ですか?

P:腰がだるくなってきたんですよ。

T:施術コースの提案

質問が重要なのでそのシーンのURLも。

1:52:41

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=6761


P:これってマッサージですよね?*6
T:マッサージではなくて筋肉をもみほぐすコースとなってりおります。ですのでマッサージではなく、もみほぐしのコースとなっております。

P:違うんですね。

T:普段のお疲れをしっかりほぐして、血液の循環を良くして、お体の状態をリラックスさせる、状態にさせていただきます。

 

 

スペース部門4店目

2:50:29

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=10229

店舗の状況を確認した上で
2:51:33

https://youtu.be/kDpqeKWFI6k?t=10293


ましてや英語になると禁忌事項に引っかかるそうですよ。

Massageですかね?

なのでMomihogushiと言ってるそうです。

 

時間がないのでこの辺にしておきます。 

*1:

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51069

*2: 患者の具体的病状、病名等を独自に診断、判定し、その結果及び検査治療方法等を自ら患者に告知し、かつ、精密検査ないしは手術のための入院を慫慂するという行為を反覆継続する意思で行つたことは、医師が行うのでなければ保健衛生上人体に危害を及ぼすおそれのある行為を業として行つたものとして、医師法17条にいう医業に該当するものと解される。
東京高裁平成元年3月27日判決、昭和63(う)745 
出典:D1-Law.com判例体系 判例ID:28165384
原審:浦和地裁川越支部昭和63年1月28日判決昭和55(わ)506
出典:判例時報1282号26頁

*3:これも日本語として変だと思う。

*4:身体の状況を説明して、施術のための来店を慫慂している。

*5:老廃物が実際に流れていくかどうかはともかく、生理的効果の実現を目的にしている。厚生省の通達ではマッサージの目的として「生理的効果の実現」と書いてある。

*6:こんな質問設定がされる、ということはマッサージと区別がつきにくいことを協会側も自覚している、ということである。