忘備録:METI(経済産業省)出身の江崎禎英氏の、新型コロナに関する発言『2週間寝れば治る、感染すれば免疫ができる』
岐阜県知事選挙に関する、西村大臣の発言がニュースになっていた。
24日投開票の岐阜県知事選について、西村康稔経済再生担当相が19日、候補者で新人の江崎禎英氏の新型コロナウイルスに関する発言について、自身のツイッターで言及し、注目を集めている。
西村経済再生担当相は、江崎氏が講演で「『新型コロナは2週間寝れば治る、感染すればワクチンよりもちゃんと免疫ができる』と伝えるよう私から頼まれたと発言した」と記した。その上で「そのような事実はありません」と否定し、感染防止策が何より重要と付け加えた。
江崎氏は19日夜、毎日新聞などの取材に対し、西村担当相の名前を挙げたことについて「講演で『コロナウイルスの恐怖や性質を丁寧に説明してほしい』と西村担当相から言われたとの趣旨で述べた」と説明。官僚を辞める前の昨年11月、担当相とこうしたやりとりがあったという。一方で「『2週間寝れば治る、感染すれば免疫ができる』と発言した部分は、自分自身の主張として述べた」と説明した。
講演はこちら。
この部分の話です。 pic.twitter.com/jYgSO66xEa
— Ayumi (@gifuayumi) 2021年1月16日
さて、ヘルスケア産業課と言えば、日本リラクゼーション業協会の大会を後援していたこともあった。
コンテストのサイトを見ると2016年から経済産業省の後援を受けている。
2016開催結果 | 一般社団法人 日本リラクゼーション業協会
ここで、江崎氏は挨拶している。
茂木敏充氏が経産大臣を勤めていた時期と、日本リラクゼーション業協会との関係が問題になったので2019年のコンテストでは経産省は後援していないようである。
江崎氏には鍼灸師のshinq-c氏が話を聞いて記事にしている。
セミナーの中で、江崎氏は無資格施術に言及する場面がありました。
彼は終始、整体やカイロなどと言わず無資格施術者という言葉を使い続けていました。
ネガティブな言葉で語りながらも、最後には無資格者ももっと知識を与え技術を学ばせればこの国にとって資源となるとの事。それが国家資格者だろがと突っ込みたくなりましたが、あの言葉はリラクゼーション協会の人間がよく吐く言葉です。
セミナー後、私は江崎氏と名刺交換しながら、あはき師の有効利用に関して意見をお聞きしました。江崎氏「鍼灸の治療効果は十分理解してます。しかし、鍼灸師さんは笑顔が少ない。無資格者はそこを分かっている。まずは印象を変えなければ有資格者だから生き残れるという時代では無いのです」
江崎氏は保健衛生上の安全よりも笑顔など、接客面を重視しているようである。
本来であれば、保健衛生上の安全を確保(国家資格の取得)は最低ラインの話であり、接客の良し悪しは、安全性の確保を前提として論じるべきである。
話が逆なのである。
こういう公衆衛生の安全性よりも接客や経済を優先する姿勢が
「新型コロナは2週間寝てれば治る」
という発言をする要因でもあったのだろう。
本件は他候補の当選や江崎氏の落選を目的にした文書では無いが、念の為連絡先を記載する。*2
公職選挙法およびプロバイダ責任制限法に基づく、文書作成者の連絡先表示
*2:知事選に落選して、国会議員を目指されたり、中央でのブレーンをされるよりは、一地方の知事になっていただいたほうが、公衆衛生上の安全を脅かされれずに済むとも思えるので。