消極的弊害の防止

あはき法が守ろうとする公共の福祉。昭和35年判決と広告判決を比較して。

最近、月曜日のたわわの新聞広告に関し、企業の表現の自由が話題になっているようである。 月曜日のたわわ(1) (ヤングマガジンコミックス) 作者:比村奇石 講談社 Amazon そして営利広告に関する大法廷判決は、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等…

はてな社に通報して、反マスク、反ワクチンのブログに注意喚起表示をさせる。

反マスク、反ワクチンを主張するブログに下記の注意喚起を表示させることに成功したので通報方法を掲載する。 本ブログには医療や健康、食の安全などについて、現在の標準的な医療情報とは異なる可能性の高い見解が記載されています。健康や人命に重篤な影響…

「自称リハ」業者、株式会社LAPREが運営する認知症専門リハビリテーションLAPREの景品表示法違反。そして医師法違反。

埼玉県が、認知症専門リハビリテーションLAPREを運営する株式会社LAPRE(代表取締役 岡本 一馬)に対し、優良誤認表示を行っていたとして、措置命令を出した。 www.pref.saitama.lg.jp 命令に従い、表示は変更したようだが、景品表示法違反の表示をした事を…

厚生労働省のAED利用の報告書からみる、医行為該当性(医学的知識)の判断基準

心停止状態にある人へのAED利用は医行為である。 しかし、通りがかった一般人に関しては反復継続の意志が無いので業性が否定され、医師法17条違反にはならない。 また客室乗務員など、業務としてAEDを利用することが想定されていても、緊急避難として医師…

栃木の祈祷師による殺人事件:1型糖尿病の児童に対する医療ネグレクトと、このような「治療」行為が放置されている原因

1型糖尿病の児童に対するインスリンの不投与を指示したとして殺人罪に問われた祈祷師(医療系の免許は持っていない。)に対する最高裁の決定(上告棄却)がされた。 www.asahi.com 栃木県で2015年4月、治療と称して1型糖尿病を患う男児(当時7)にインスリン…

難聴を治癒すると称して祈祷と療術を施し高額の料金を取得した行為に公序良俗に反する部分があるとした事例

消費者庁がまとめてた、消費者問題に関する裁判例の資料【PDF】です。 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_system/consumer_contract_act/review_meeting/pdf/140917_shiryou01-3.pdf タイトルの裁判例は、PDFの一番最後のページに書いてありま…

昭和35年判決が無ければシャクティパット事件は防げたはず。

前回はあはき法制定時の国会議事録から、医業類似行為の禁止(第12条)の目的として、適切な医療受診の機会の逸失(消極的弊害)の防止が有ることを書いた。 今回は消極的弊害を防げなかった事例として、いわゆるシャクティパット事件(成田ミイラ化遺体事…

あはき法制定時の国会議事録(12条関連)

あはき等法は明治四十四年内務省令第十号(按摩術営業取締規則)、明治四十四年内務省令第十一号(鍼術灸術営業取締規則)、昭和二十一年厚生省令第四十七号(柔道整復術営業取締規則)、昭和二十一年厚生省令第二十八号(按摩術営業取締規則、鍼術灸術営業…